歯周病治療
歯周病は、歯磨きが不十分な部分に付着した歯周病原菌によって引き起こされる感染症です。時間と共に増殖した歯周病原菌から生み出された毒性物質により、歯茎やあごの骨などの歯周組織に炎症が起こります。
また、歯周病はさまざまな病気を引き起こしたり悪化させたりする場合があり、糖尿病・肥満・動脈硬化・低体重児出産などにも関係しているといわれています。
自然治癒が難しい病気ですので、歯茎が腫れている、血が出るなどの症状がある場合は早めにご相談ください。
こんなお悩みはありませんか?
歯がグラグラする
歯茎から血が出る
口臭が気になる
歯茎が腫れている
歯茎から膿が出る
歯茎が黒ずんでいる
歯周病治療のポイント
出血の度合いや歯周ポケットの深さ、汚れの付着具合など、歯茎やあごの骨の詳しい検査を行い、歯周病を悪化させる原因を調べます。
分析結果をもとに、患者さまお一人おひとりに合った治療法をご提案させていただきます。
患者さまの口内のケアがしっかりとできるように、担当の歯科衛生士が治療完了までサポートいたします。術前から術後まで経過をしっかり管理・把握することで、治療の結果を確認することができます。
気になることがあれば担当衛生士がしっかり説明させていただきますので、お気軽にご相談ください。
歯周検査について
歯周病を検査する主な項目は以下になります。
口腔内の確認
歯周病になると、歯茎が赤く腫れて出血を伴います。まずは、歯茎がどのような状態になっているのかを確認します。
歯周ポケットの測定
プローブという器具を用い、歯周ポケットの深さを測定します。歯周病が進行していると、歯周ポケットは深くなります。
歯の動揺度の検査
歯がどのくらいグラついているのかを確認をします。歯周病が進行すると、歯を支えているあごの骨にまで影響が及びます。
レントゲン撮影
レントゲン撮影を行い、歯を支えているあごの骨の状態を確認し、歯周病の進行度合いをチェックします。
これらを確認して、歯周病がどの程度進行しているのかを判断します。
治療の流れ
Step1カウンセリング・検査
レントゲン撮影や歯茎の検査で歯茎やあごの骨の状態を確認し、生活習慣や既往症などもお聞きしたうえで、歯周病を悪化させる要因を調べます。
Step2診断・治療計画の説明
原因を分析したら治療計画を立て、患者さまに詳細の説明を行います。
Step3治療開始
歯周病の進行状態に合わせて、原因を除去する治療を行います。
・スケーリング:普段のブラッシングでは歯石を落とすことができないため、専用の器具を用いて歯の表面に付着した歯石を除去します。
・ループトレーニング:歯周病原菌によって汚染された歯根表面の組織を取り除いて滑らかにすることで、歯石を再付着しにくくします。
・ブラッシング指導:その人に合ったより効果的な歯磨き方法を丁寧に指導します。正しく歯磨きを行うことで、歯茎の炎症を軽減することに繋がります。
Step4歯周外科治療
基本治療を行っても深い歯周ポケットが残っている場合は、外科的な処置を行う場合があります。
Step5メンテナンス
歯周病は治療が終わった後も、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。
再発を防ぐため、定期検診をしっかり受診しましょう。